つちおとVol.137
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TSUCHIOTO事を通して地域に役立ち、貢献しているという自負と自覚を持たなければなりません。「今やっていることに精一杯取り組んでいるか?」「お客様は、我が社に何を求めているか?」「どうやったら自分を高められるのか?」 目標を立てて、いつまでに何をすべきかを、何度も繰り返し自分自身に問いかけてください。 また、役員・部門長の皆さんには、経営的な思考や目線も必要となります。経営的な部分に関わると目線が変わります。はじめは目の前の仕事だけを見ていますが、社内や現場、お客様、世間の風潮、経済界の動向まで視るようになります。広い目線を持つことを日頃から意識してください。堀江常務: それと、目の前の仕事を一生懸命に取組む姿勢が大切です。私は現場をしていた時から、多くの人に助けられてきました。現場では協力業者の人など、様々な人と知り合う機会があります。そうすると、出会いが縁となり、縁が絆に変わり、仕事を頼まれることがあります。大手との仕事が、そのようなケースです。一つ一つの仕事を一生懸命に取組み、そしてコミュニケーションをとっていると、後日、声がかかります。平塚社長: そうですよね!人間とは、 何年か前でもお世話になったことは憶えているものですね。良い仕事をしていると、必ず還ってきます。堀江常務: 他の現場では、舗装を「剥ぎ取って、一からやり直し」と言ったことがあります。嫌だったでしょうねー(笑)。しかし、その経験があった後は、舗装の出来栄えの具合も良くなり、評価点や利益率も上がっていきました。平塚社長: 失敗がプラスに変わると「もっと良いモノをつくろう!」という思い(品質に対してのこだわり)が生まれてくるのでしょうね。 人間は失敗を恐れるものです。しかし、挑戦をしなければ成功も失敗もありません。企業は成長し続けなければなりません。そのためには、失敗をすることに臆することなく、新たなことに挑戦をし続ける必要があります。それが、「一歩先を行く建設会社」を創ることに繋がると思います。 私は、社長として、社員の皆さんが、夢と希望を持てる風土をつくらないといけません。また、職員の皆さん一人一人は、お客様に喜ばれる仕平塚社長: 「自ら変えていく!良くしていく!」という意識を持っている人が多いと感じています。小さいことも変えていこうという意識ができ、一人一人のレベルが上がってきたと思います。「ありがとう」と大きな声で言いたいです。またクレドのおかげで挨拶がしっかりできる人が増えてきました。電話の対応も社外の人から褒められることもあります。しかし、まだ十分に出来てない社員がいることも確かです。挨拶一つできないと、一瞬で信頼がなくなることもあります。日頃から意識すると、いつしか当たり前になるものです。それまで、クレドを頭の片隅に置きながら、実行してほしいです。堀江常務: 私の場合は、やりたいことをやらせて頂いているため、感謝しています。それと、分からないことを質問すると、よく答えてくれますね。―社員に感謝していること 4

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