つちおとVol.137
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TSUCHIOTO 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。 さて、私は昨年12月の当社株主総会において、取締役会長を退任することに致しました。この度は、退任にあたり、私の最後のメッセージを皆様にお伝えしたく、このような機会を設けさせて頂きました。温故知新(故きを温ねて新しきを知る。以って師となるべし。)をテーマとして、お話をさせて頂きます。 私は社長就任時に会社の改革・改善に取組むと、所信表明で宣言しました。私の考える改革・改善は、クラッシュアンドビルド(古い物を壊して、新しい物をつくる)ではなく、「古い事柄を知った上で新しい何かをする」ということです。すなわち、それが温故知新だと理解しています。 私が代表取締役社長に就任した2005年期でした。その後、リーマンショック、そして政権交代があり、コンクリートから人へのキャッチフレーズのもと、建設業界を取り巻く環境はさらに厳しくなり、建設氷河期と言われる状況でした。このような背景から、私は改革・改善の必要性を強く感じていました。改革・改善の方法は、景気および企業の経営状況によって異なります。会社の成長が著しい時にはプラスの改革を実施すれば良いのですが、景気が落ち込ん改革・改善の必要性についてラストメッセージ12月は、国・地方の公共工事が激減していた時1414特集.4

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